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ガッテン!えごま油を毎日小さじ1杯続ける実験でわかったこと

えごま油
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NHKの「ガッテン!」で放送された「スプーン1杯でカラダが激変!?食べるアブラの新常識」という少々あおり気味のタイトルの番組で、かなり面白い実験結果が出ていました。
毎日スプーン1杯のアブラを摂るだけで、食生活を一切変えなくても体重が減少するなど、興味深い内容でした。

番組内容とどんな実験結果だったのかまとめてみました。

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油はどの脂肪酸が多いかで4つに分類される

油は脂肪酸という分子が結合したものです。脂肪酸は細胞の材料や情報伝達に使われる体に欠かせない栄養素なのです。

それぞれの油にはさまざまな脂肪酸が混ざっています。どの脂肪酸が一番多く含まれているかで4つに分類されています。

4つの脂肪酸と主な油はこちらです。

飽和脂肪酸とオメガ9脂肪酸は体内で作ることができます。なので必ずしも食べなければならない油ではありません。

オメガ6とオメガ3脂肪酸は体内で作ることが出来ない、必須脂肪酸といわれています。

必須脂肪酸、オメガ6とオメガ3は正反対の役割

必須脂肪酸のオメガ6とオメガ3の役割は、

  • オメガ6 血液を固める
  • オメガ3 血液をサラサラにする

と正反対の役割をします。

血液サラサラと聞くとオメガ3脂肪酸のほうが大切に感じますが、どちらも大切な役割なので摂取するバランスが大切になるのです。

オメガ3脂肪酸を多く含むアザラシやセイウチ、クジラの油を多くとるイヌイットの人々の中には、バランスが崩れ鼻血が止まらなくなるなどの症状も出てしまいます。

オメガ6とオメガ3の理想のバランスは2:1

日本人の1日の平均摂取量は、オメガ6(9.6g)オメガ3(2.1g)5:1のバランスになっています。(参考:平成28年 国民健康・栄養調査より)

日本脂質栄養学会が推奨する理想のバランスは2:1
そこで、小さじ1杯のえごま油を摂るとオメガ3脂肪酸が2gプラスされアンバランスを解消できます。

オメガ3脂肪酸がダイエットにいい理由

バターやオリーブオイルなど普通の油を摂ると、食べた油は中性脂肪に合成され肝臓に蓄えれます。また残ったものは血管を介して皮下脂肪や内蔵脂肪として蓄えらえます。

オメガ3脂肪酸を多く含む油は、肝臓に入ると中性脂肪の合成を阻害し、内臓脂肪や皮下脂肪を燃やしてくれるのです。

以下は番組内で行われた実験結果です。

毎日スプーン1杯でダイエット効果があった番組での実験結果

番組では毎日スプーン1杯のえごま油を摂ることで体にどんな変化が起こるのか、さまざまな検証を行なっていました・

えごま油で48人中33人の体重が減少

ぽっちゃり気味の48人を対象に1ヶ月間行われた実験では、普段の食事は一切変えず、小さじ1杯のえごま油を食事に毎日足すことを行いました。

そのまま油を飲んでもよし、料理に掛けて食べてもOK。
とにかく1ヶ月間毎日小さじ1杯を食事に足していました。

結果は、48人中33人の体重が減少しました。

48人で平均マイナス0.93kgの体重の変化がありました。

2週間で消費カロリー(基礎代謝)が70kcal上昇

2週間毎日小さじ1杯のえごま油をとり、基礎代謝量の変化を計測したところ、消費カロリー(基礎代謝)が70kcal上昇していました。

内科(ダイエット外来)で処方した結果

福岡県みやま市にある工藤内科では、ダイエット外来で食事制限ができない人への秘策として「えごま油」を処方しているそうです。

番組に登場した女性は、毎日えごま油を小さじ1杯摂ることを実践し1年間で体重がマイナス11kg減少
血液中の中性脂肪の数値も、187 → 68 に数値が下がっていました。

[alert title=”注意”]どれだけ減量効果があるかは研究段階です。効果には個人差があります。[/alert]

心筋梗塞リスクの低下にも

ダイエット、脂肪燃焼以外にも心筋梗塞などの心血管疾患にも効果があることがいくつかの実験でわかっています。

1970年代、イヌイットの一般的な病気のリスクをヨーロッパ人と比べたところ、心筋梗塞の発症率1/10だった。

イヌイットは北極圏でアザラシやセイウチを食料とする狩猟民族。
オメガ3脂肪酸を多く含む油を多く摂取しています。

オメガ3の摂取割合が多いグループより、オメガ3の摂取割合が少ないグループのほうが心血管疾患リスクが3.84倍(5年間追跡調査による)

出典:油の比率と心血管疾患の関係(九州大学 久山町研究より)

などの検証がなされています。

えごま油を摂取する際の注意点

えごま油、アマニ油、インカインチオイル、アザラシ油を摂る際は以下の点に注意しましょう。

摂取量は1日小さじ1杯(4g)まで

油は高カロリーなので、摂りすぎると元も子もありません。
量ではなく、脂肪酸の摂取バランスが大事なのです。

加熱する料理には使わない

光や熱に弱いので、炒めもの揚げ物などの調理には使用しない
(味噌汁やコーヒーに入れるのはOKです)
小さじ1杯そのまま飲んだりしても大丈夫ですが、食べ物に掛けたり、納豆に混ぜたりしても摂りやすいでしょう。

冷蔵庫に保存し1ヶ月を目安に使い切る

保管場所は冷蔵庫がベスト。
空気に触れると酸化しやすいので、開封したら1ヶ月を目安に使い切りましょう。

発泡ポリスチレン製の容器には入れない

オメガ3脂肪酸を多く含む油やココナツオイルを、カップめんの容器など発泡ポリスチレン製の容器に入れと、容器が変質・破損し、やけどなどの恐れがあるのでやめましょう。

これは日清食品のサイトでも注意喚起されていますので、注意しましょう。

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