飲み会の前などについつい買ってしまうヘパリーゼ。
これを飲んでおけば安心とはいかないですが、なんとなく心の拠り所として飲んでいる方も多いのではないでしょうか。
コンビニで買えるヘパリーゼと、薬局・ドラッグストアで買えるヘパリーゼでは成分が違うって知ってますか?
ヘパリーゼドリンクの種類と、主成分を一覧にしてみました。
薬局・ドラッグストアで買えるヘパリーゼドリンク
マツモトキヨシなどのドラッグストアで販売されているヘパリーゼは、第2類・第3類医薬品に分類されています。
第2類医薬品は以下の4つです。
- ヘパリーゼHiプラス
- ヘパリーゼキング
- ヘパリーゼキングプラス
- ヘパリーゼEX
第3類医薬品は、以下の4つです。
- 新ヘパリーゼドリンク
- ヘパリーゼドリンクⅡ
- ヘパリーゼGXドリンク
- ヘパリーゼHi
第2類・第3類といった分類は副作用やのみ合わせのリスクで分類されており、薬局だけではなく通販でも購入は可能です。現在販売されている商品と主成分を一覧にしました。
商品名 | タウリン | 肝臓水解物 | コンドロイチン硫酸エステルナトリウム |
---|---|---|---|
新ヘパリーゼドリンク | 1,000mg | 200mg | 200mg |
ヘパリーゼドリンクII | 1,000mg | 200mg | 120mg |
ヘパリーゼGXドリンク | 1,000mg | 200mg | 200mg |
ヘパリーゼHi | 1,000mg | 200mg | 200mg |
ヘパリーゼHiプラス | 1,000mg | 200mg | 200mg |
ヘパリーゼキング | 1,000mg | 200mg | 200mg |
ヘパリーゼキングプラス | 1,000mg | 300mg | 200mg |
ヘパリーゼキングEX | 1,000mg | 300mg | 200mg |
一番多い成分はタウリン。タウリンの配合量はすべて同じです。
肝臓水解物と同じくらいの量が配合されているコンドロイチン硫酸エステルナトリウムは、いわゆるコンドロイチン。軟骨を構成する成分のひとつですが、滋養強壮に用いられることもあるようです。
コンビニで買えるヘパリーゼドリンク
コンビニで販売しているヘパリーゼは2シリーズあります。
ヘパリーゼWシリーズ
このシリーズは栄養補助食品、清涼飲料水・炭酸飲料として販売しています。
いわゆるジュースです。
主な成分は、肝臓エキスとウコンエキス。
商品名 | 肝臓エキス | ウコンエキス | 味 |
---|---|---|---|
ヘパリーゼW | 100mg | 54mg | パイン |
ヘパリーゼW スパークリング |
100mg | 54mg | パイン |
ヘパリーゼW SUPER |
100mg | 54mg | パイン |
ヘパリーゼWハイパー | 120mg | 54mg | オレンジ |
ゼリア ヘパリーゼW プレミアム | 250mg | 54mg | アップル |
ヘパリーゼW プレミアム 極 | 400mg | 54mg | 和柑橘 |
プレミアム極だけ、肝臓エキスが多いです。
SUPERは中身がスーパーなわけではなく、スーパーマーケット等で販売されているのでスーパーになっています。
炭酸がお好きな方はスパークリングです。
ヘパリーゼAmino(アミノ)
こちらは医薬部外品になります。
主成分はタウリンです。
商品名 | タウリン | イノシトール | L-リシン塩酸塩 |
---|---|---|---|
ヘパリーゼAmino | 500mg | 100mg | 100mg |
タウリンの他、BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)などが入っています。
肝臓水解物は矯味剤として添加されています。
矯味剤とは、苦い薬物を飲みやすくする為に添加するものなので、味付け程度ということでしょうか。
肝臓水化物がいいのか、タウリンが効くのか
ヘパリーゼのシンボルマークが肝臓をモチーフにしているものなので、肝臓水解物がメインに入っていると思いきや、医薬品や医薬部外品になっている商品はタウリンが一番多く入っています。
コンビニで買える栄養補助食品は、肝臓エキスがメインですがプレミアムとプレミアム極以外は、医薬品に比べると量が半分以下と少ないです。
医薬品と栄養補助食品で名称が変わる肝臓水解物と肝臓エキスという違いも、なんだかよく分かりませんが。
医薬品ヘパリーゼの効能は
となっています。
栄養補助食品の方は医薬品ではないので、効果という表現ではなく「さまざまな場面であなたをサポートします」という表現です。
どちらも二日酔いにならないとか、お酒を飲む前にいいという表現はどこにもありません。
でもやっぱり、お酒を飲む前に飲んでおきたくなりますよね。
酒飲みにはお守りみたいなもので、ある意味プラシーボみたいな効果があるのかもしれません。
であれば薬局・ドラッグストアで販売している、タウリンも肝臓水解物も配合量が多いヘパリーゼを買ったほうが気分的にはいいでしょう。
これからは飲む前はコンビニではなく、ドラッグストアでヘパリーゼを買おうと思います。
肝臓水解物を多く摂りたいなら錠剤のヘパリーゼ
肝臓水解物を多く摂りたいのであれば、ドリンクではなく錠剤が一番配合量が多いです。
ヘパリーゼプラスⅡの1日の量(6錠中)の成分は以下の通り。
- 肝臓水解物 600mg
- イノシトール 100mg
- ビタミンB2(リボフラビン) 12mg
- ビタミンE酢酸エステル 10mg
ヘパリーゼⅡ以外にも、ヘパリーゼGXとかヘパリーゼGTという特定のドラッグストアで販売している錠剤もありますが、肝臓水解物の量は600mgと同じです。
コンビニで販売している袋に入ったヘパリーゼW 粒は、肝臓エキスが100mgなので違います。箱や包装をよく見てみましょう。
そうそう、最後に二日酔いに効くと書かれている医薬品はハイチオールCになります。
飲みすぎた翌日にはこちらがいいかもしれません。
そうそう、最近知ったのですが、ミラグレーン錠という、CMはやってはいませんが、ゴオウという貴重な漢方成分が入ったものがあります。こちらも二日酔いや肝炎、アルコール中毒にも効果があるという薬。効くという話を聞きました。
いずれにしろ、飲みすぎなきゃいいんですけれどね。
ついつい、ついつい・・・。
コメント