バイクでのツーリングで知らない場所へ行くにはナビが欠かせません。
カーナビ=スマホなので、長時間になると電源が必要になるんです。
これまでモバイルバッテリーをポケットに入れて、ハンドルに固定したスマホにダラーンとコードを伸ばして充電していましたが、やっと重い腰を上げてクロスカブにUSBを取付けてみることにしました。
取付けに必要なものを色々なブログを見たりYouTubeで物色しましたが、わたしの理解力が悪くてイマイチピンとこなかったんですよね。普段電気工作もしませんし、ハンダゴテも中学生以来使用していません。
そんな時Amazonで検索したら、クロスカブJA45用 の分岐ハーネスというのが出ているではないですか。
シート下にある、赤のサービスチェックカプラーにつなげて電源を取る部品です。
レビューを見ると、赤子の手をひねるように簡単に取り付け終了www みたいなことが書いてあったので早速購入してみました。
サービスチェックカプラーから電源を採るのは販売店ではオススメしていない
電気系のことに疎く、バイクについての知識もあまり持ち合わせていないので、はじめは購入した販売店にUSBを取付けてもらおうかと思っていました。
初回点検時に販売店で「ネットでよく見る、シート下の赤いサービスチェックカプラーを利用するのはどうか」と聞いたら、何かあったらよくないのでやめたほうがいいとのこと。
販売店に頼むと工賃込みでざっくり1万円くらいかなぁ、というのでどうしようかと迷いながらスマホのバッテリー持ち歩けばいいかなぁと思い直し、そのままにしていました。
しかし、ここに来てやっぱりUSB電源あったほうが何かと便利だと思い、Amazonで先程のハーネスを見つけて購入。
まぁ、なんとか自分でやってみようではないですか。
USBポートは1つあればいいかと、Amazonでベストセラーになっていたデイトナのものを購入しました。
買った部品、使った道具

Amazonさん雨の中ありがとうございます。
必要なものは今回すべてAmazonで購入しました。
分岐ハーネス
プチプチの袋に入って届きました。中身はこちらです。

- 分岐ハーネス 本体
- ギボシ端子、スリーブ(オス✕1、メス✕1)
- 説明書
説明書と分岐ハーネスを並べてみるとこんな具合です。

左の大きな部分を、クロスカブのシート下にあるサービスチェックカプラーへつなぎます。
右の+とーの端子は、USBの線を加工してつなぎます。
右の白い箱は使わないので、取付ける際に外したサービスチェックカプラーのキャップをはめておきます。
デイトナUSBポート 1口
もう一つ買ったのはこちら。デイトナのUSBポート1口タイプです。

内容物はこちら。
- IC付きUSBポート配線
- ヒューズ付き配線
- ハンドルクランプベース
- 結束バンド✕2、リリースタイプ結束バンド✕1
- 両面テープ
これ単体でも付けられますが、バッテリーに直でつなぐようになるので、キーOFFでも電流が流れます。
分岐ハーネスを介して取付ければ、キーONで電流が流れるようになるようです。
USBポート部分はフタがついていて防水仕様になっています。

上の画像は逆さまですが、フタ部分は雨の際に傘のように守ってくれるようです。
分岐ハーネスとUSBポートをつなぐのに、線を切ってギボシ端子をつけなければなりません。
電気系の道具も持っていなかったので、ラジオペンチでやろうかなと思いましたが、ギボシ端子は専用工具でないときちんとカシメられないとネットに書いてあるので、こちらを購入。
エーモン電工ペンチ

電工ペンチだけでも良かったのですが、ギボシ端子がセットになっている物を購入。これが後ほど功を奏しました。
なんせ扱うのが初めてだったので、上手くいかず失敗しましたから。ギボシ端子が入ってて良かったです。

電工ペンチは100均のダイソーにあるとネットに情報があったので、近所のダイソーを3件まわりましたがどこにも置いていませんでした。最近は無いのかもしれません。
部品と道具が揃ったところで、まずは線の加工です。
線を切ってギボシ端子をつける
購入したものはこんな感じで繋がります。

赤で囲った部分が加工が必要になります。

左の線の先をカットして、ギボシ端子を付けます。+とー、オス・メスを間違わないように。

電工ペンチを初めて使ったので扱いに慣れず、ギボシ端子をつけるのに3回ほど失敗しました。事前にちゃんと付け方のコツを学んだほうがいいいです。
初心者向に懇切丁寧にかかれていたのはこちらのサイトでした。
ギボシ端子を電工ペンチで正しくかしめる(付ける)方法 – DIYラボ
やる前に読んでおけば良かった・・・。

クロスカブへの取付け
いよいよクロスカブに線をつなげます。
まずはシートとハンドルの間の細長いカバーを外します。ビス2個外すだけです。
すると、赤いサービスチェックカプラーが見えます。

カプラーの手前下の爪を押すとカバーが簡単に外れるので、外したカバーは分岐ハーネスにはめます。

そして、分岐ハーネスをサービスチェックカプラーにはめる。

この時点でUSBポートまでつなげて、キーをON。ちゃんと充電できるか確認しました。
無事通電します。
あとは配線をどう通すのかが問題。
どうやら両サイドのカバーのビスを外して緩めないと、上手く通ってくれません。完全に外すのも後が大変そうなので、中途半端にしておきながら隙間に配線を通します。
カバーの外し方は、こちらのサイトを参考にしました。
動画もあるので事前に見ておいたほうがいいです。わたしはやりながら見ましたが。
両サイドのカバーのビス3ヶ所を外す。

前のカバーのビス1ヶ所を外す。

この前面の黒いカバーは、ビスを外して下から上方向に持ち上げるようにすると外れます。
この状態でカバーを引っぱったりして、なんとか配線を通せる隙間ができたので、このまま作業しました。
USBポートはハンドルのメーター近くに固定。クランプベースをハンドルにはめて、ポートごとリリースタイプの結束バンドでぐるりと固定するだけです。

あまり目立たないのがいいです。
カバーは先程と逆の手順で戻していきました。
不安な方は販売店やショップへお願いしたほうが確実
やったことの無い電気工作とカバーの取り外しでしたが、先人の方々の知恵がネットたくさんあるので、なんとかなりました。
部品と電工ペンチ合わせて、かかった費用は4,000円程度。取付け後、走ってみましたが今の所特に問題はありません。
まぁ、暑い最中の作業はちょっと面倒ではありましたが、いじるとまた愛着が湧いてきます。
不安な方、作業が面倒な方は販売店やショップにお願いしたほうがいいでしょう。きちんときれいに仕上げてくれますし、安心感がちがいますからね。
※クロスカブのサービスチェックカプラーからの電源取り出しに関しては、ホンダの販売店でも推奨していなかったので、やってみようという方は自己責任で。
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