ドアに指を挟んで爪が真っ黒になったり、指先が血豆になったことは、多くの人が体験しているでしょう。
平成27年の東京消防庁管内のデータでは、ドアや機械、電車のドアの戸袋などに挟まれたり巻き込まれたりする事故で、1,859人が救急搬送されています。
そのうち、年齢層で一番多いのが「0歳から4歳」。169人もの子供が救急搬送されています。
平成23年から平成27年の5年間の累計では、手動ドアに挟まれた事故で、932人の子供が救急搬送されており、うち45人の子供が指を切断しているのです。
出典:東京都生活文化局消費生活部「ドアの安全性に関する調査報告書。
東京消防庁管内でこれだけいるので、人口比で考えれば全国で年間約100人の子供が、指を切断していることになるのです。
子供をケガから守るため、ドアに指を挟むのを防止するグッズを調べてみました。
100均で販売しているのはドアストッパー
今やなんでも揃う100均。指挟みや子供いたずら防止にドアストッパーが売っています。
こんな感じで、開閉するドアノブ側にはさんで使います。
ですが、これだとドアの付け根、蝶番側は全くノーマーク。ここに指を挟んだら大変です。
ドアクローザーを取付ければゆっくり閉まる
玄関を開け締めすると、風が吹き込み、室内のドアがバタンと急にしまったりすることがありますよね。
ドアクローザーをつければ、油圧でドアが自動的にスーっとゆっくり閉まります。
スピードはゆっくりになりますが、やっぱりドアに指を挟む可能性はあるので、やっぱり物理的に指を入らなくするものが安心感があります。
物理的に指が入らない「はさマンモス」
蝶番側に物理的に指を入らないようにする商品が「はさマンモス」。
ドアとドア枠に貼り、指の侵入を防ぎます。
貼っても、ドアは110度開けられるので、開閉の邪魔にはなりません。透明なので、違和感も少なく美観も損なわない。
耐用年数も5年になっているので、子供の成長を考えれば充分。貼るだけなので、賃貸物件でも使うことができます。
事故は起こってからでは・・・
外で遊ぶことより、自宅で過ごす時間も多くなっていますが、室内でも何気ないところに危険が潜んでいます。なんでも触り、どこに行くか予想がつかない子供が、指を切断という大事故になる前に、備えておいたほうがいいでしょう。
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