2018年8月5日の午後2時半頃、鎌倉の由比ヶ浜近くの「坂ノ下海岸」でクジラが打ち上げられました。
クジラはシロナガスクジラの子供でオスと判明
体長は10m52cm。
打ち上げられた時には既に死んでいました。
鎌倉クジラレポート①
由比ヶ浜に打ち上がったクジラの死体を見に行きました。7時の時点で陸揚げされ、「えのすい」をはじめとする調査チームが計測等していました。そして人だかり。若いシロナガスクジラ(超レア)とのこと。海の家のない西寄りの坂ノ下海岸だったので海水浴への影響はない模様。 pic.twitter.com/XYxYNON3Z8— あきばっくす (@akibax) 2018年8月5日
海側から撮った鎌倉の寄りクジラ動画。 pic.twitter.com/Tk5djKO4jZ
— あきばっくす (@akibax) 2018年8月5日
発見された翌日には、このクジラがシロナガスクジラの子供でオスであることが判明。
何らかの原因で、親とはぐれてしまった可能性があるということです。
国内でシロナガスクジラが漂着(ストランディング)した例は記録がなく初めてのことだそうです。
鎌倉の海岸に漂着したクジラは #シロナガスクジラ とみられることが分かりました。全国で初めてだそうです。#由比ガ浜
写真特集で→https://t.co/y5EQ0HXUGH pic.twitter.com/NmwSpAMFCx— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) 2018年8月6日
クジラは現場で解体、静岡の業者を経て研究機関へ
クジラは現場で解体されました。
解体されたシロナガスクジラは静岡県内の業者に運び、国立科学博物館、筑波大学、北海道大学、長崎大学、ソウル大学の調査チームが研究用サンプリングを実施。
胃の内容物やDNAを調べ、骨は骨格標本にする方針のようです。
発見当日わたしは隣の逗子海岸でSUPしてました・・・。
国立科学博物館・筑波地区で追加調査
シロナガスクジラは8月8日に国立科学博物館・筑波地区で追加調査が実施。
今後は採取した標本から、DNA、環境汚染物質、胃内容物、寄生虫などの解析が行われるようです。
骨格は国立科学博物館が標本として保管するようですが、非常に若い個体のため骨の大部分がまだ軟骨だったようです。そのため、どこまで骨格標本として残せるのかは現時点では断定できていないようですが、可能な限り標本として保管し、国立科学博物館で展示するかもしれません。
詳しくは、国立科学博物館のサイトに調査概要が載っています。
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